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日本化学工業協会 会長挨拶

 

 

 

 

一般社団法人 日本化学工業協会

会      長  森 川  宏 平

 

 

 

 

 

  謹んで新春のお喜びを申し上げますとともに、年の初めにあたり、ご挨拶を申し上げます。

一昨年、昨年と世界を揺るがせている新型コロナウイルス感染症の状況は、新たな変異型が確認され市中感染者も生じるなど、その脅威が未だ続いています。化学産業も引き続き、感染対策・安全対策を万全にし、健康で豊かな生活に必要不可欠な製品を安定供給してまいります。

一方、昨年は世界がカーボンニュートラル(CN)実現に向けて大きく動き出した一年でした。4月に米国主催で気候サミットが開催され、10月末から英国グラスゴーで開催されたCOP26において、「産業革命からの気温上昇を1.5℃に抑える」という目標が合意されるなど、世界全体で気候変動対策に取り組むことが確認されました。日本においても、2050年CN実現に向け、政策の具体化が進んでいます。

CNは化学産業にとっても大変重要な目標です。日本化学工業協会(日化協)は昨年5月、「製造時のGHG排出削減」、「製品・サービスを通した社会全体でのGHG排出削減への貢献」を骨子とした「カーボンニュートラルへの化学産業としてのスタンス」を策定しました。製造時の排出削減として、原料転換・エネルギー転換に取り組み、地中に賦存する化石資源の使用を低減していくことが必要です。プラスチック廃棄物やCO2、バイオマス等を原料として製品化し炭素循環させることにより、化石資源依存から脱却し製造時のGHG排出削減に貢献できるのが、化学の大きな特長です。本年はこれらのイノベーションの社会実装の加速に向け活動する一年としたいと思います。

また、軽量化材料、風力発電・太陽光発電といった再生可能エネルギー創出を支える材料などの製品・サービスを通じ、社会全体でのCNに貢献することも化学産業の役割です。
こうした化学産業の貢献が社会全体に認められるよう、日化協は、環境負荷や社会全体での削減貢献を可視化するなど、消費者の行動変容につながる仕組みづくりにも取り組んでまいります。

本年も、化学産業はソリューションプロバイダーとして、経済成長と持続可能な社会づくりの両立のため、製品の安定供給とCNに資するイノベーションを通じ、社会に貢献してまいります。

 

以上