【revised: 2008-10-06】 IUCLID実践セミナー テキスト
JCNEW社のEthanolのデータセットを完成するために、Ethanolが指令67/548/EECでどのように分類されているか調べましょう。
Consumer Products Safety & Quality (CPS&Q) Unitのサイトを開いてください。Consumer Products Safety & Quality (CPS&Q) Unitは以前はEuropean Chemicals Bureau (ECB)と呼ばれていた、EU JRCの7つの研究所のうちの一つで、Health and Consumer Protection (IHCP)に関する研究所に属しています。
そのサイトの左のカラムのclassification & Labelingをクリックしてください。注意してみてもらいたい箇所があります。開いた画面で、Overview欄の第5番目の段落をお読みください:
Annex I, the published list of substances with a harmonised classification and labelling at present contains approximately 2 700 existing and 1 100 new substance entries (covering approximately 8 000 substances). If a dangerous substance not yet included in Annex I is put on the market (as such or contained in a preparation), manufacturers / importers / distributors have to self-classify it according to the criteria in Annex VI. The classification and labelling of preparations subject to Directive 1999/45/EC also uses the criteria set up in Annex VI.
現時点で調和された分類と表示(harmonised classification and labelling)を持つ物質の公開リストである付属書Iには、約2700の既存物質と約1100の新規物質のエントリ(約8000物質)が含まれている。付属書Iにまだ含まれていない危険な物質が、その物としてあるいは調剤に含まれた形で上市される場合には、製造業者/輸入業者/デストリビュータは、付属書VIにしたがって、それを自身で分類(self-classify)しなければらない。 指令1999/45/ECにしたがって実施される調剤の分類と表示においても付属書VIに規定された基準が使用される。
ここでAnnex IもAnnex VIも指令67/548/EEC(いわゆる危険物指令 DSD)の付属書で、Annex Iはいわゆる危険物リストです。このリストに収載されている物質の分類と表示に関する情報はCPS&Q > Classification & Labelling > Search CLASSLABで検索できます。
【課題1】
では、そのページでEthanolを検索し、欧州ではどのように分類されているかを調べ、さらに、Rフレーズ、Sフレーズを調べてください。その結果をIUCLIDのセクション2.2に入力して見ましょう。
【課題2】
次にThalidomide(サリドマイド)(CAS: 50-35-1)はどう分類されるか考えて見ましょう。調べてみてください。
サリドマイドについてご存じない方は次のページをご参照ください。厚生労働省サリドマイド製剤承認についてのパブリックコメント募集 > サリドマイド製剤安全管理基準書(案)あるいは、Wikipedia > サリドマイド