レスポンシブル・ケアとは 「製品のすべてのライフサイクルにおいて、健康・安全・環境に配慮することを経営方針のもとで公約し、自主的に環境安全対策の実行、改善をはかっていく」―レスポンシブル・ケア活動は、他の産業にはみられないユニークな取り組みとして、国際的にも大きな注目を集めアジェンダ21でも奨励されています。その社会的な背景には、
(1)市場に提供される化学物質や製品の量・用途の拡大
(2)環境安全に関し、社会の人々の関心の多様化
(3)生産・取り扱い者・利用者の範囲拡大
など内外情勢の多様な変化があげられます。そして、事業者が環境・安全・健康を維持するために、社会に対して責任を果たすには、法・条例の遵守だけでなく、事業者自身による自主的な管理を行わないと不十分であるとの認識にいたって、法による対応(従来通り)と産業界(事業者)による自主管理−規制と自主管理のベストミックス−が必然になったといえます。

1985年にカナダで始まったこの活動も、現在、世界47ヵ国の化学産業界で展開されています。日本では1995年設立の
日本レスポンシブル・ケア協議会(JRCC)を中心とする普及活動によって、2003年2月現在、加盟企業113社へと広がりをみせています。
レスポンシブル・ケア活動の基本(6本柱)
●環境保全
●保安防災
●労働安全衛生
●化学品・製品安全
●物流安全
●コミュニケーション(成果の公表・社会との対話)

このシンボルマークは、「両手と分子模型」をデザインしたものです。この分子模型は化学物質を表わしており、『化学物質を大切に取り扱う』という趣旨を表わしたものです。レスポンシブル・ケアを実施している企業・協会の国際的に共通なマークとしてICCA(国際化学工業協会協議会)が定めたもので、ICCA加盟の各国化学工業協会およびその協会の加盟会員に使用が許されています。日本では、JCIA(日本化学工業協会)、JRCCとJRCC会員企業のみが使用できます。