化学から地球への報告 社団法人日本化学工業協会
レスポンシブル・ケアって何? 用語解説
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浜尾 そうした業界の取り組みとともに、消費者もかしこくなってきたと思います。特に子供を持つ母親は、子供に与えるものはどういうものがいいのかと考えますし、ゴミの分別ひとつにしても気になります。消費者ニーズとしては、環境、安全。また、母親として子供の健康を守る。そういう方向にシフトしていると思います。それが、「レスポンシブル・ケア」の目指すところだと思いますが、日本レスポンシブル・ケア協議会は、具体的にどのような活動をされているのでしょうか。

岩本 「レスポンシブル・ケア」は、モノを作るところから、お客様に使っていただく、捨てる、リサイクルするところまでの全てが領域です。日本レスポンシブル・ケア協議会は、環境安全問題への取り組みとして、工場で事故を起こさない安全な職場と健康な職場作りをすること、環境保全の取り組みをすること、また、化学業界のお客様である企業に、きちんとした物質の安全データを提出し、安全なモノ作りに役立てること。そして最後に、これら活動の成果を社会の人々に説明するという取り組みをしています。環境ホルモンなど物質の安全性についての研究は、欧米の企業とも連携し、成果を発表していこうとしています。環境安全問題のキーワードは、国際的な協力・分担です。地球環境を守るためには、世界中の人々が、同じ認識に立たないといけませんからね。

浜尾 スーパーでも、マイバックを持ってお買い物にいらっしゃる方が、少しずつ増えているような気がします。ペットボトルのリサイクルについては、企業と消費者が対話しても、そこに行政がちゃんとしたパートナーシップをとる形で入ってきてくれないと、動きにくいところがありますよね。私が住む区は、缶とビンは分別してリサイクルできるようになりましたが、ペットボトルはまだ燃えないゴミになっています。自治体によっては、もっときちんとしているところもあります。そういうところの意識改革を、もっとしていかなければならないと思います。

瀬田 気がつかれていると思いますが、ペットボトルは、いまは全部無色透明になり、ずいぶんと薄くなりました。ラベルにもミシン目が入り、サッと取れるようになりました。リサイクルするのに、余分のエネルギーを使わなくて済むように、業界で話し合った成果です。きちんと分別して出していただくことが環境にやさしい行為になります。環境問題を考えるときは、消費者とメーカーがお互いに共通の役割を持ったパートナーだということになります。
 


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