2022年2月末に開催された第5回国連環境総会再開セッション(UNEA5.2)の5/7決議(SAICM*1の継続・強化に関する内容)に基づいて、2023年9月25日(月)から29日(金)にドイツ・ボンにて第5回国際化学物質管理会議(ICCM5)が開催されました。1日の会期延長ののち、化学物質と廃棄物の健全な管理を行うための新たな枠組み“Global Framework on Chemicals (GFC)”が採択されました。

GFCのビジョンは“A planet free of harm from chemicals and waste for a safe, healthy and sustainable future”、スコープは“the lifecycle of chemicals, including products and waste”と決まり、化学物質のライフサイクル全体に亘り全てのステークホルダー(産業界を含む)が関わる5つの戦略的目標と、戦略目標を達成するための28個の行動計画が設定されました。
ICCM5の最終日前日には、 ICCA*2主催で9月21日にプレスリリースした化学産業界によるGFCへの貢献を示すアンビション*3について、個社経営者層が取り組みを紹介するハイレベルイベントが開催されました。ハイレベルイベントでは、UNEPの Inger Andersen事務局長(右上写真中央)、ドイツ政府のSteffi Lemke環境大臣(右上写真右から3人目)をゲストとして招き、挨拶をいただいた他、日化協からは福田会長(右上写真左から2人目)がカーボンニュートラルに関する取り組みを発表されました。
*1 Strategic Approach to International Chemicals Management
*2 国際化学工業協会協議会
<本件に関するお問い合わせ先>
日本化学工業協会 化学品管理部 藤森 TEL:03-3297-2575