海外法規制の動向を早期に把握し、収集・解析した情報を日化協会員の皆様に漏れなく発信し、意見集約を図ると共に、リスクベースの管理に基づく合理的で日化協会員の皆様にとって実効がある法規制への提言に向けて、戦略的かつ的確な対応を図っています。
また化学品管理に関連する国際条約の動向についても的確に対応してまいります。
米国
有害物質規制法(TSCA)では、高優先物質のリスク評価及びリスク管理措置策定が進行しており、これらの対応について会員支援を行っています。また製造前届出(PMN)の審査、既存化学物質のリスク評価、PFAS(ペルフルオロアルキル酸及びポリフルオロアルキル酸)アクションプランなどの動向について情報を収集し、現地関係機関と連携して、行政当局に対して会員の意見を反映させるべく活動を推進しています。
欧州
REACHなどのコンプライアンス強化のため、制限提案といった規制動向を迅速に把握して会員への情報提供・対応支援を行っています。
またEU Chemicals Strategy for Sustainability(CSS)に基づくREACH、CLP改正などの影響の大きい動向に対しては、海外法ワーキンググループ欧州地域検討チームを中心に情報収集・解析し、機会あるごとに欧米の業界団体と情報共有して当局への意見提出を行うと同時に、国内の関係機関とも連携しながら適切な対応を進めています。
アジア
韓国、中国、台湾、タイ、ベトナム、フィリピン等の法規制動向について、現地関係機関との協力関係の維持・強化を通じ各国の情報を入手し、各行政当局に対して日本の産業界として必要な意見具申を行っています。
RC委員会と協働して、ASEANで事業を行う会員企業の化学品管理に係わる能力構築や人材育成のため、ワークショップ等を開催する際には、講師担当等の支援を行っています。